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2016年あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞ宜しく御願い致します。

昨年も瞬く間の一年となりました。この一年、お客様の新規事業や新規サービスの企画開発に邁進すると共にいくつかの取り組みも行いました。

一つは、仮説検証とMVP(minimum viable product)に焦点をあわせたコンテンストMVPアワードの開催。ソフトウェアの開発コンテストから一歩出て、検証すべき仮説の設定とその検証のためのMVPの構想、具現化を表彰するという内容のものでした。仮説検証とプロダクト開発の一体化を標榜する者達として、何を大事にしていきたいかという自分たちの意思も表すイベントでもありました。

次に、開発者ギルドカンファレンス。1年半どういった人たちで、どんな考えの下、何をしてきたのか初めて成果発表を行いました。多数の方に参加頂きました。ソフトウェアを必要とする人、つくる人、その役割の境界を越えるだけではなく、サービス作りという未開の地へ共に踏み越えていくんだという「越共」を掲げました。この機会に、まさに越共するお客様や仲間に出会うことができました。

三つ目に、発火ワークスHackCamp様と共に立ち上げたサービスです。アイデアソン、ハッカソンの仕組みをHackCamp様が担い、その後の仮説検証+プロダクト開発をギルドワークスが担うことで、アイデアの種をつくるところから、育てるところまで一気にできるようにする。これもまた越共の形の一つです。HackCamp様との越共、発火ワークスを通じて出会う方々との越共。

2016年も、いくつか企図を準備しています。面白そう、興味があると感じられるものがあればぜひ関わりを頂きたいと思いますし、私たちの方からも積極的に巻き込みにいきます。

さて、こうした活動を通じて、私たちが果たしたいこととは何か、どうありたいのかをまとめて、2016年の挨拶を締めくくりたいと思います。

ギルドワークスは、そのミッションとして、正しいものを正しくつくるを掲げています。常日頃様々な言葉を探し、使っていますが、私たちがその存在意義をどこに置くか突き詰めた際に残る言葉は「正しいものを正しくつくる」です。

何か絶対的な正しさがあるという前提に立てるわけではありませんし、それは危うさと隣合わせです。何かしら持っている課題を解決したい人たちが何を必要とするのかは状況、文脈に依ります。

ゆえに「間違ったものを作らない」を重ねる中で、関係者とともに向かうべき方向を探し続ける必要があります。私たちはそのための技能を提供していきます。そして、「正しいものと正しくつくる」を支える基本的な行動指針に越境を置いています。

最後に。ギルドワークスのビジョンに「世界の風景を変えていく」を描いています。正しいものを正しくつくるの先にあるのは、それぞれのプロダクトによってもたらされる成果。それは誰かの生活の変化だったり、習慣の変化、新たな行動の誘発であったりします。

結果として、日常の風景は変わるはずです。世界というと大きく聞こえますが、大小の話ではありません。世界の端っこからでも良い、誰かの見える風景が変わること、そして私たちも同じように変わる様を見たいという思いです。

2016年も、なにとぞ宜しく御願い致します。

ギルドワークスを代表して 市谷 聡啓

Photo via Visual Hunt

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開発チームがいない、タレントが足りていない、あるいは企画を練るためのリソースが割けない、ノウハウもない。だから、発火ワークスがある。

11月24日、株式会社HackCamp様と私たちギルドワークスにて、企業の新規事業開発を支援する新サービス「発火ワークス」を立ち上げました。その発表イベントでは、新規事業周辺に課題をお持ちの方々にお集まり頂き、われわれのこれからの取り込みについてお話をいたしました。

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発火ワークスのコンセプトなどについては、サイトが詳しく、ご興味のある方はご覧頂きたいと思います。

発火ワークス〜ハッカソンのその先へ。組織の枠を超えて感動プロダクトを創造する為の開発支援サービス

発表イベントでは、株式会社チカクの梶原さんにも来て頂きました。チカクさんのプロダクト、まごチャンネルは様々なメディアで取り上げられ多くの人の期待を集めるプロダクトになっています。

私たちが梶原さんに開発の相談を受けた際、まごチャンネルはプロトタイプとして存在したものの、プロダクトに仕立てるためにはまだ距離がある状況でした。基本機能の作りこみ、管理機能の充実など、やることはまだまだありました。しかも、まごチャンネルを作りこむには、iOSアプリ、Androidアプリ、サーバーサイドそれぞれの開発スキルが必要であり、そもそも開発チームの結成が容易ではありませんでした。

それでも、私たちがまごチャンネルというプロダクトづくりに惚れ込んだのは、梶原さんのまごチャンネルへの熱に触れられたからに他ありません。梶原さんは、何度となくプロトタイプを使ってもらった最初のユーザーであるおじいさん、おばあさんの話をします。

その話の中でテレビに映し出された孫の姿を目にするや、難しい顔をしていたおじいさんは相好を崩し、おばあさんはこれはいくらなんだと聞いてくる。何よりもそれを、梶原さんが目を輝かせて全身で楽しそうに話す。その感情に振り切られる感覚を覚えながらも、こう思えてくるのです。梶原さんが垣間見た風景。その風景を私たちも見たい

その思いのためだけに、プロダクトをつくる。果たしてまごチャンネルは、前進した。来春には、きっと日本のどこかでお茶の間の風景が、変わるはずです。

さて、私たちは一つの仮説を立てました。アイデアを持ちながら、前に進めないでいる人たちが、スタートアップにも、事業会社にも大勢いるのではないか。開発チームがいない、タレントが足りていない、あるいは企画を練るためのリソースが割けない、ノウハウもない。事業会社とて、有利とはいえない状況にある。既存事業を抱えながらなので、新規に挑んでいくための人も時間も確保できない。

ならば、私たちが開発チームとなり、タレントを揃え、企画自体も一緒になって練り上げていく。それによって、前進するプロダクトと思いをもっと増やしていきたい。発火ワークスというオープン・イノベーションを提供するサービスを始めるには十分な理由でした。

発火ワークスという関わりを提供することで、前進していきたいという熱を持った人たちと出会う。願わくば、同じ方角を見つめたい。おじいさんとおばあさんの話を楽しそうにする、あの時の梶原さんのように。風景をどう変えていくか、一緒に企みたい。そう発火ワークスによって、あなたも発火するし、私たちも発火するのです。

発火ワークスへのお問い合わせは、こちらからできます。ご質問でも結構です。その他私たちへのご相談はこちらから。いずれも、ぜひお気軽に。

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開発チームのビルドをどのように始めるか

ギルドワークス市谷です。

ギルドワークスで手がけている開発プロジェクトは、チームメンバーがだいたいリモートワークで参画しています。ギルドワークス自体も、仙台や大阪で開発しているメンバーがいますし、一緒に組んでいるフリーランスのデベロッパーも、東京にかぎらず日本の場所を問わず参画してもらっています。東京在住であったとしても、所在が離れあっているため、結局どのような立ち位置であれリモートワークなチームとなるわけです。

リモートワークに限らず、チーム運営を間違えると「何を何のために作っているのか」が見えにくくなりがちです。目の前のバックログを倒して続けていれば、目的にあったプロダクトがいつ出来上がるだろうというのは、いくら何でも楽観的過ぎますよね。プロダクトオーナーと目線を同じくとしたチームでなければ、期待するプロダクトを作り出すのは難しいところです。プロダクトオーナーやチームの他メンバーとの接点が少ない、限られる場合には、意識を高く持ち保つにはさらに不利といえます。では、どのようにしてチームビルドを始めると良いでしょうか。

ギルドワークスでは「何を何のためにどれだけ作るか」を見定める、いわば開発の入口を整えるために価値探索というフェーズを設けるようにしています。我々が仮説キャンバスと呼んでいる一枚絵でコンセプトをまとめ、仮説検証を行なうようにしています。検証を終えるまで、開発は始めません。No Why, No Devの考えを取っています。

結果、開発を始める際には「コンセプトが簡潔にまとめられた検証済みの一枚絵」「ユーザー行動に基づいて整理された必要な初期のバックログ群」が用意されており、「プロジェクトの方針を可視化したインセプションデッキ」づくり、そして「バックログの手入れ(内容を理解し、開発可能に仕立てていく)」からプロジェクトをスタートするのです。「何を何のために作るのか」の背景のすりあわせ、ディスカッションをチーム全員で行います。

プロジェクト立ち上げの時期は、さらにプロダクトの初期モデリングをチームで行うようにしています。インプットとなる情報から叩き台となるモデルを作り議論したり、白紙のホワイトボードから全員でモデリングを始めたり、やり方は様々です。この初期モデリングを通じて、このプロジェクトにおける関心領域は何なのか、その可視化と共通理解を作ることを目的としてやります。この際には、一箇所に集まるか、オンラインでアウトプットを共有しながら進めます。

以上のように、開発プロジェクトを始める際には私たちは「状況作り」を重視しています。時間は相応かかりますが、この時間を惜しんだばかりに、後々途方も無いすれ違いを生んでしまいかねないことを考えると、躊躇の必要がない取り組みといえます。

ギルドワークスの取り組みをご紹介する場「開発者ギルドカンファンレンス」を設けました。ぜひご参加ください。

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