君と僕のコンテクストを調整する

ギルドワークスの佐々木です。
皆さんは、自分と相手のコミュニケーションがどのくらいコンテクスト(文脈・状況・背景)に依存してるか、意識していますか?
今回はコンテクストというものについて考えたことを書きます。

ギルドワークス用語集

ギルドワークス内部で「ギルドワークス用語集」というドキュメントを作っています。
最初は私が出張の新幹線の帰りについカッとなって作成したものですが、その後メンバーによって手が加えられています。
用語集
(用語集は DocBase を利用して作成しています。)

用語集は国語辞典ではないので、一般的な意味は記載していません。
その組織、そのプロジェクトにおいて通じる言葉を記載したもの、と考えます。

一般的に「ピリッとする」、「御社」と言えば、それは辛味を表す言葉であり、お付き合いのある会社のことを指します。
ギルドワークス内部で使う時は、それぞれ「考えたことやデザインがいい感じである」、「あなた(第二者)」を指していることがあります。

ギルドワークスのコンテクスト

もう一歩考えを進めると、何故そんな新たな言葉をつくる必要があったのでしょうか。
私はその背景に、お互いへの配慮があると考えます。

例えば「あなたの考えたこと、何か良くないなぁ」という言い方をすると、相手が傷つくかもしれませんね。
そこで「何かピリッとしないなぁ」と言い換えることで、印象が和らぎつつ、言いたいことを伝えることができます。

御社」と言ってるのは、長い付き合いのメンバー同士で、信頼関係がある仲なのですが、改めてお互いの名前を呼び合ったり、会社内でニックネームで呼び合うのに、気恥ずかしさや違和感を感じているからこそだと思います。

1つの言葉の使い方をとってみても、そこに言葉を送り、受け取る間柄・関係性を読み取ることができます。

ハイコンテクストとローコンテクスト

ここまで見てきた中だと、一見ハイコンテクストはいいもののように見えます。
でも、実際はトレードオフがあります。

例えば、お互いを御社と呼び合ってる仲に突然何も知らない3人目が放り込まれても、スッとは入れないでしょう。
もしかすると、自己紹介から話さないといけないかもしれません。

例えば、「ピリッとすることが提案条件」と言われたらどうでしょうか。
なんとなく、言われていることは分かるものの、どう修正したらいいか分からないのではないでしょうか。
また、進んで行った先が内輪受けの内容になってしまったりするかもしれません。

適切にコンテクストを調整する

自身がハイコンテクストの側だと思ったら、コンテクストを適切に調整しないといけません。
3人目が入ってきた時にお互いを御社と呼び合っていたら、それは3人目を排除する姿勢に受け取られてしまいますし、
受け入れ条件が「ピリッとする」では、どうしたら受け入れてもらえるのか分からない状態になってしまいます。

そこは、一般的な呼称でお互いを呼び合ったり、ピリッとしないではなく、満足度や新規性がない、などと言い換えてみると良かったりします。
そういった「コンテクストの調整」を適切に行なう必要があります。

まとめ

今回は、コンテクストを調整することについて書きました。
冒頭、「皆さんは、自分と相手のコミュニケーションがどのくらいコンテクスト(文脈・状況・背景)に依存してるか、意識していますか?」と投げかけましたが、それに対するヒントとなればと思います。

ギルドワークスでは、現場コーチとして、開発現場のチームのコンテクストに合わせ、様々な形でチームのサポートを行なっています。
http://guildworks.jp/service/#coach
また、価値探索という名前で、新規サービスのコンセプト立案からサービス開発の入口までを一緒に考えることをサービス提供しています。
http://guildworks.jp/service/#servicedesign
もしご興味あれば、お気軽にご相談ください。

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