開発チームのビルドをどのように始めるか

ギルドワークス市谷です。

ギルドワークスで手がけている開発プロジェクトは、チームメンバーがだいたいリモートワークで参画しています。ギルドワークス自体も、仙台や大阪で開発しているメンバーがいますし、一緒に組んでいるフリーランスのデベロッパーも、東京にかぎらず日本の場所を問わず参画してもらっています。東京在住であったとしても、所在が離れあっているため、結局どのような立ち位置であれリモートワークなチームとなるわけです。

リモートワークに限らず、チーム運営を間違えると「何を何のために作っているのか」が見えにくくなりがちです。目の前のバックログを倒して続けていれば、目的にあったプロダクトがいつ出来上がるだろうというのは、いくら何でも楽観的過ぎますよね。プロダクトオーナーと目線を同じくとしたチームでなければ、期待するプロダクトを作り出すのは難しいところです。プロダクトオーナーやチームの他メンバーとの接点が少ない、限られる場合には、意識を高く持ち保つにはさらに不利といえます。では、どのようにしてチームビルドを始めると良いでしょうか。

ギルドワークスでは「何を何のためにどれだけ作るか」を見定める、いわば開発の入口を整えるために価値探索というフェーズを設けるようにしています。我々が仮説キャンバスと呼んでいる一枚絵でコンセプトをまとめ、仮説検証を行なうようにしています。検証を終えるまで、開発は始めません。No Why, No Devの考えを取っています。

結果、開発を始める際には「コンセプトが簡潔にまとめられた検証済みの一枚絵」「ユーザー行動に基づいて整理された必要な初期のバックログ群」が用意されており、「プロジェクトの方針を可視化したインセプションデッキ」づくり、そして「バックログの手入れ(内容を理解し、開発可能に仕立てていく)」からプロジェクトをスタートするのです。「何を何のために作るのか」の背景のすりあわせ、ディスカッションをチーム全員で行います。

プロジェクト立ち上げの時期は、さらにプロダクトの初期モデリングをチームで行うようにしています。インプットとなる情報から叩き台となるモデルを作り議論したり、白紙のホワイトボードから全員でモデリングを始めたり、やり方は様々です。この初期モデリングを通じて、このプロジェクトにおける関心領域は何なのか、その可視化と共通理解を作ることを目的としてやります。この際には、一箇所に集まるか、オンラインでアウトプットを共有しながら進めます。

以上のように、開発プロジェクトを始める際には私たちは「状況作り」を重視しています。時間は相応かかりますが、この時間を惜しんだばかりに、後々途方も無いすれ違いを生んでしまいかねないことを考えると、躊躇の必要がない取り組みといえます。

ギルドワークスの取り組みをご紹介する場「開発者ギルドカンファンレンス」を設けました。ぜひご参加ください。

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