「よいコード」を書くためのはじめの2歩

ギルドワークスさんとパートナーとして一緒にお仕事させていただいています
木目沢(@pilgrim_reds)と申します。

このような場で記事を書かせていただけることになりまして大変緊張しております。

今回は、Kent Beckが書いた「実装パターン」という本を紹介したいと思います。

出版社の都合で絶版になってしまっているのですが、素晴らしい本ですので、もし手に取る機会がありましたらぜひ読んでみてください。

この本のテーマは、「よいコードを書く方法」です。
190ページという薄い本ながら、「よいコードを書く」ためのパターンが100個近く掲載されています。

なにより素晴らしいのは、パターンを紹介するだけでなく、

  • そもそもよいコードとは何か?
  • なぜよいコードを書く必要があるのか?
  • パターンとは何か?
  • どのようにパターンを選択し、適用すればよいのか?

という本のテーマの「前提」となる部分がきちんと説明されていることです。(まえがき、1章〜4章)

全てをこの場では紹介しきれませんので、今回はこのなかから、「よいコードを書くためのはじめの2歩」を紹介します。これは、Kent Beck自身が歩んだ最初のステップということで「1章 はじめに」で紹介されています。

1歩目・・・プログラミングを行うと同時に意識的になること。

Kent Beckがこの本を執筆しはじめたころの話だそうですが、当時、すでに、何年もプログラミングの経験があり、プログラミング上の決定はスムーズにすばやく行われているのに、なぜメソッド名をその名前にしたのか、そのオブジェクトにそのロジックを含ませるべきだと確信した理由は何なのかを説明できなかったことに気がついたそうです。

そこで、よいコードを書くための第一歩は「自分で何を考えているかを意識できるぐらいに思考速度を落とす」こと、直感でコードを書く「振り」をやめることを挙げています。

2歩目・・・他人の重要性を認識すること。

プログラミングというのは、1人の人間と1台のマシンとの孤独なコミュニケーションであることは、ほとんどありません。
また、他人を気に掛けるということは、意識的な決定であって、練習しないと身につかないものです。

同じくKent Beckが書いた「XPエクストリーム・プログラミング入門 — 変化を受け入れる 第2版」の原書出版が2004年。「実装パターン」原書出版が2007年ですから、当時、すでに達人の域に入っていたといってもいいでしょう。
つまり、新人でも中級者・上級者であっても気がつかなければ最初の一歩も踏み出せないということです。

ここまで、こんなことを言っておいてなんですが、私自身、はじめの2歩を忘れてコードを書いていることが未だに多いです。
まだまだ、練習が足りませんね。

誤解していただきたくないのは、「常にゆっくり」コードを書けといっているわけではありません。いわばトレーニングの一環といったところです。
最終的にはよいコードを書くことを「習慣化」するというのが、そもそもの本書の目的であります。

最後にこの「実装パターン」ですが、ギルドワークスの増田さんが、ドメイン駆動設計を実践する中で、何度も読み返して参考になさっている文献のなかの一冊に挙げられています。

ドメイン駆動設計を実践されている方にもぜひ手に取っていただきたい一冊です。

この記事を読んでギルドワークスに興味を持たれた方はお気軽に【ギルドワークスに依頼する】をご覧の上、お問合せください

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