鉛筆とラフスケッチと私

こんにちは、最近の仕事道具は鉛筆、な、ギルドワークスの藤田です。

とあるウェブ開発のデザイン制作で、ラフスケッチを描いたり、ビジュアルイメージをかためるのに、このところずっと鉛筆を使っています。
このクライアント様は、自社のブランディングをとても大切にされているので、思いを反映したビジュアルデザインのために、まず手書きの、鉛筆を使ったスケッチ画を作成して、それを元にして意見交換し、お互いのイメージしているもののすり合わせを行っています。
デザインワークの7割くらいは、お客様のイメージと、そのプロダクトやサービスのコンセプトと、ビジュアルデザインというアウトプットの3者を合致させることに充てられます。
無事サービスがローンチになりまして、クライアント様の許可が出ましたら、このブログでこんなふうにやってたんです、という報告をしたいなあと思っています。

検証のための手書き

普段、ワイヤーフレームを起こしたりするときには、プロッキーを愛用しています。
img_02手で書く、ということには、相当のこだわりがあり、私はペーパープロトタイピングも好きなのですが、手で書くことにこだわる理由は、手書きのアウトプットには、だいぶん想像の余地が残るからです。

もちろん、ウェブでしたら、そのままHTMLなり何なり、コードを書いたほうが画面として早い、というのは重々承知しているのですが、コードというカタチをもってしまうと、コードに対する検証になってしまうのではないかという懸念があるのです。
「その実装以外の表現方法はないのか」「本当にその画面で、その遷移で、その情報でいいのか」ということを曇りなき眼で、また、早い段階で検証するには、手書きに勝るものはないのでは、というのが私の考えです。

それと、手書きの利点としては、項目と項目をつなぐのがとても簡単です。ぐるって囲んで、線でつなげればいいだけです。

img_04

こういう、ある項目からつながっていくランダムな関係性を表現するには、アプリケーションなら何秒もかかりますが、手書きなら体感1秒です。

「人が机に向かっていて、机の上にはPCと書類とタブレットがある」ということを伝えるのにも、手書きにすれば3秒です。

img_03

相当雑ですが、何しろ3秒で書けるレベルですので…でも、この程度でも、要素(人、PC、机、紙、タブレット)と、その配置、要素同士がどういう関連をもっているのかを伝えるには、十分です。

関連性を見出すための手書き

関連性、というのが手書きのキーワードかもしれません。
クライアント様へのヒアリングで、お客様がポロッとおっしゃったことを拾ったり、議事録に載せるほどではないけれども、何か興味深いエピソードを書き残しておいたり、そうしたらその前後で、これとこれが実はつながっていた!ということがあったり。
ざっくり書きつつも、書かれた事柄になんとなくの関連性が見えてくる時には、いいヒアリングができた、お客様のことを知ることができたと、思えます。

また、ミーティングなどの場でざっとインターフェイスの案を手書きで起こして、求められていること、求めていることを確認し、それが有効かどうか、判断するときもあります。
さしあたっての共有、すり合わせには、「手書きする」ということは、有効なのではないでしょうか。
いきなりパソコンに向かうのではなく、手をもって、ことばを書いてみる、ものの形をスケッチしてみる、というのは、クオリティの如何ではなく、思考の鍛錬として、なかなか使えるように思います。

手書きの難点といえば、マジックを使った時は、手がひたすら汚れることでしょうか。だいたいいつも私の指先にはプロッキーの黒か青がびっしりついていて、たまに、会社帰りにおしゃれなお店で買い物をするときなんかに、ハッと気づいて恥ずかしい時があります。

そんな、手書きの良さを熱く語ったあとで何なんですが………

「モバイルPCがないと不便でしょう」という代表のお心遣いにより、MBAを支給していただきましたワーイヽ(=´▽`=)ノ
(入社してから、iMacのみで仕事をしていました)
2015-05-27 13.29.54-2
手書き至上主義とはいえ、やはり、手で書く時と、ドキュメントとしてPCで書いて残す時と、使い分けはします。
汎用性のあるドキュメントをつくったり、情報共有のためのテキストなどは、誤解やすれ違いを生まないようにする必要があるからです。

私もすり合わせのためのUIの叩きは手書きしますが、どのようなルールで、どのような方針でUIを作っていくかのUI設計書は、InDesignなどのアプリケーションを用いてドキュメントに残します。

思考の段階では徹底的に検証し、叩き、そしてそのあと、かっちりと作る。
まずもって検証する、という前提が作れるから、手書きが好きなのかもしれません。

「手書きがいいのはわかったから、ちょっと目の前で書いてみてよ!」というかたは、ぜひご用命ください。
なぜこんなに私の手がプロッキーで汚れるのか、実演いたします!

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